Nゲージ新幹線
  ■504 読み物:Bトレインショーティー
 Bトレインショーティーは、玩具メーカーのバンダイが発売している鉄道玩具で、Nゲージサイズの車両ながら全長を1/2に詰めているのが特徴です。
 現在発売している商品はすべて組み立てキットですが、そこは玩具メーカー大手のバンダイですので、接着剤・塗装不要で簡単に組み立てることができます。
 製品は基本ディスプレイモデルで走行はしませんが、別売のNゲージ走行用の車輪や動力を購入して取り付けることで、Nゲージの線路を走ることができるようになります。パワーパックや線路は別メーカーのものでかまいませんが、バンダイからも専用の運転盤が発売されています。
 もちろん新幹線電車もラインナップされていますが、Bトレインショーティーは実物を1:150に縮めています。Nゲージの新幹線電車は1:160なので車体の断面はNゲージよりも一回り大きくなっています。

Nゲージの0系新幹線電車(手前)とBトレインショーティーの0系新幹線電車(奥)。全長はNゲージの約半分、車体の断面はNゲージ新幹線電車よりやや大きい1:150になっています。

 このため、ホームや高架橋に車体がこすってしまうことがありますので、レンタルレイアウトの走行では十分に注意してください。なお、在来線の車両はNゲージも1:150で造っているので問題ありません。
 Bトレインショーティーの魅力は何と言っても小さなスペースで遊べることです。Nゲージの新幹線電車はどんなに高性能でもR216を曲がるのがやっと。通常はR280〜R315以上で楽しむのがルールです。
 しかし、Bトレインショーティーの曲線通過半径はなんとR100! B4サイズのスペースで新幹線電車を楽しむことができます。夜中に線路を敷くのがかったるい。でも鉄道模型を走らせたいというときに、Bトレインショーティーのレイアウトボードに4両くらいの新幹線を置いて走らせる。この手軽さがBトレインショーティーの魅力です。
 そんな楽しさを秘めているBトレインショーティーですが、数ヶ月サイクルで商品が入れ替わる売り方をしているので、ほしいときにほしい車種が買えないという欠点があります。2017年10月現在、おそらく店頭で購入できる新幹線電車はE7系、もしくはE5系が少数あるだけかと思います。
 この点さえなんとかなるなら、ホントおすすめなんですけどね。

▲バンダイから発売されている運転ボード『N-B4(5,800円+税)』。単3電池6本で動かせるので、面倒な配線も不要。大きさはB4サイズとコンパクトです。
※Bトレインショーティー用の動力装置はあまりパワーがありません。おおむねモーター車1両で牽引できるトレーラーは3両までと考え、それ以上長くする場合は4両に1両の割合でモータ車を入れてください。

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サマンサ 2017
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