しゃがみもなかなかそそりますな 100%オヤジゲー
華折鶴(ダイナックス/1989年)

サイレント・マジョリティ
 華折鶴、華の舞、華銀河など、ダイナックスの花札には似たようなものがいくつかあるが、いずれもこれと言って目立つ存在ではない。しかし、ちょっとしたゲームセンターや温泉のゲームコーナーなど、それこそゴキブリのように生息しているのが、ダイナックスの華シリーズだ。
 脱衣花札は最近でこそ、きせかえ花札恋こいしましょなどいくつか発売されているが、圧倒的なシェアを誇るのはダイナックスだ。
 今回は名古屋の老舗、ダイナックスのゲームから華折鶴をレビューする。

のりがとことんオヤジ この娘がおっぱいから母乳を噴射する。そんなおっぱいには見えへんのやけど……
 脱衣花札のデファクトスタンダードと言える華折鶴。花札のシステムも非常に手堅い作りとなっている。3回相手に勝利するか、相手の持ち点をすべて奪うことでクリアとなる。脱衣パターンは勝利回数と同じ3回。服、下着、おっぱいの順番だ。
 華シリーズは華の舞がアニメチックな絵華折鶴と華銀河がアイドル麻雀系の絵となっている。麻雀に比べプレイヤー年齢の高い花札ゆえに、アニメチックな絵よりもアイドル麻雀の絵を選んだと推測される。もっとも、ダイナックスはアイドル麻雀系のグラフィックのゲームばかり作っているので、単にメーカーの好みという気がしないでもないが。
 それはさておき、華折鶴の脱衣パターンは実におやじチックだ。華折鶴では、脱衣時にYESボタン(麻雀コンパネの「M」ボタン)連打でいろいろできるが、これがけっこう笑えるのだ。ボタン連打でスカートがめくれる(っていうか服が吹っ飛ぶ)くらいなら、今なら対戦ホットギミックでもやっているからまあ驚きもしないが、ボタン連打でおっぱいから母乳が滝のように噴射(噴射なんだわホント)するのにはさすがに目が点になる。まあ母乳噴射はやりすぎにせよ、フィーチャーが全体的におやじチック。ぼかしを入れてまでパンツを脱がすあたりなんかも、週刊ポストとかのグラビアを彷彿させる。

16色基板のわりには、けっこう頑張っております 暇つぶしに適した思考ルーチン
 コアターゲットであるオヤジが脱衣花札を遊ぶ理由は、ズバリ「暇つぶし」だ。そこそこの時間を1コインで遊べ、裸が見られたらちょっと嬉しいかなって感じのプレイだ。
 そう考えると、点数0もしくはあがるごとの脱衣はシステムとして間違っていない。また、コンティニューの際に、今まで溜めたポイントが継続される。100ポイント溜めると問答無用であがれるアイテムが入手でき、コインを入れた分のサービスはちゃんとしている。花札は月見酒や花見酒のように、役によってはなにもできず秒殺されてしまうこともあり、こういった配慮は実に良心的だ。ほどほどに搾り取る。これは最近の若い脱衣ゲームにもっとも欠落している要件だ。

ストーリーに問題あり? 実は今、おっぱいもみまくっております。ええんか?ええんか?
 華折鶴は雰囲気がややオヤジ臭いことを除き、たいへんよくできた脱衣花札だ。登場以来数多くのゲームセンターやゲームコーナーに導入され、派手な活躍こそないものの、手堅くインカムを稼ぐダイナックスの華シリーズは、オペレータにも客にも優しいゲームだ。それは登場後9年たっても第一線で活躍しているという事実が雄弁に物語っている。
 ただ、華折鶴の場合ストーリーにちょっと問題がある
 要は各ステージに出てくる女の子と結婚する際、親父さんに気に入られるために花札勝負するというもの。結婚まで考えた仲なんだから、脱衣シーンでおっぱいもんだりパンツをひっぱったりすること自体は非難に値しないだろう。
 しかしこれ6ステージあるこれって重婚ちゃうの?


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