JAMMAがナンボのもんじゃい!パンツ脱いで股ひらかんかいオラ! 歴史に残る脱衣麻雀
麻雀学園卒業編(ユウガ/1986年)

脱衣麻雀のスタンダード・ナンバー
 ユウガという、ある意味ポッと出のメーカーから発売された「麻雀学園卒業編」。脱衣麻雀の歴史にはいくつかのターニングポイントがあるが、麻雀学園卒業編が脱衣麻雀に与えた影響は計り知れない。AV業界で言えば、村西とおると江地亜紀監督を合わせたくらいに革命的だった。
 麻雀学園卒業編に提案されたアイディアは、その後もずっと脱衣麻雀のスタンダードとして定着する。言うなれば「近代脱衣麻雀の母」なのだ。母と言えど、なかなそそるヤツである。いわゆる若奥様って感じ。

これは浣腸するのではなく、パンツに水滴を垂らしてスケスケにしようとしているところ。ホットギミックのご先祖様ですな。このバカさ加減は。 ツミコミによる革命
 脱衣麻雀とは、言い換えればイカサマ麻雀(聞こえてますかマイクロネット)だ。CPUは難易度に合わせて自在に手を積み込み、プレイヤーが唖然とするような手を上がる。これらのイカサマの前にプレイヤーは無力で、結局はCPUの掌で遊ばれているというバカバカしさゆえに、脱衣麻雀を敬遠する人もいた。
 この現状に、麻雀学園卒業編は革新的なアイディアを提案した。プレイヤーに積み込みを認めた(ここ試験に出ますよ)のだ。麻雀学園卒業編では、プレイヤーが特定の牌をツモることでパワーが蓄積され、溜めたパワーと引き換えにさまざまなイカサマができるようになる。このシステムは、まさに革命だった。
 たしかにそれまでにも「FIRST CHANCE」という名で、1プレイ目に限り牌交換を認めた麻雀(ex:雀ボーグすずめちゃん)はあった。しかし公然と積み込みを行なうシステムに昇華させた麻雀学園卒業編の功績は大きい。
 もっとも、麻雀学園卒業編の場合プレイヤーが自在にツミコミできるがゆえに、CPUも派手にイカサマをしかけてくる。配牌で役満を仕込まれることなど日常茶飯事リーチ後プレイヤーに当り牌を掴ませ、ツモ切りをすると一発振り込みなどという芸の細かいことまでやってくれる。難易度の上がり方もきつく、2人目から途端に難易度が上がるなど、ゲームバランスは残念ながら褒められたものではない。
 とはいえ「金さえつぎ込めばなんとかなる」システムを導入した(ハイ、ここも重要)麻雀学園卒業編の栄光に傷がつくわけではない。

おっぱいもみもみぃぃぃ!Hボタン連打ぁぁぁぁぁ! より過激に
 麻雀学園卒業編で提案されたもうひとつのフィーチャーが「Hボタン連打」だ。相手の持ち点をマイナスにしてクリアしたときのご褒美として、Hボタンを連打することにより女の子をいたぶることができるのだ。
 内容は他愛ないもので、おっぱいをもんだりパンツを濡らしたりさせられる程度だが、アイドル麻雀系のグラフィックだとこれがまたけっこうエグイ。しかしこのフィーチャーは大好評を博し、当時はHボタンがボロボロになったコンパネを、あちこちのゲームセンターで見かけた。みんな真剣にHボタンをこすっていたのだんもうエッチ。
 ボタン連打フィーチャーは瞬く間に他の脱衣麻雀にも普及したが、一部中京・関西メーカーの大暴走もあって団体より規制されてしまった(最近「対戦ホットギミック(また関西メーカーだよ……)」で復活したが)。
 グラフィックも斬新だった。ちょっとぬめっとした色使いと、実写とアニメの中間的なタッチは当時としては斬新で、のちのアイドル麻雀全盛時代への礎ともなった。

これは最終面。ちょっとエグいです。でもこの手は不気味だってば。 今さら遊んでもしかたがないが……
 麻雀学園卒業編は、脱衣麻雀研究を行なう上では外すことのできない脱衣麻雀であるが、今遊ぶとさすがに設計が古く辛いモノがある。今ならもっと出来のいい脱衣麻雀がそれこそ山のようにあるので、はっきりいっていまさらあえて麻雀学園卒業編を勧める理由はない。
 しかし、それはそれとしてゲームセンターで見かけたら、1プレイくらいは遊んでみてほしい。

 13年前、それはたしかに時代の最先端だったのだ。

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