ビタミンCだっちゅーの LDと基板の間には
今日も冷たい雨が降る
麻雀ビタミンC(ホームデータ)

模索の合間に咲いた徒花
 昨今の脱衣麻雀は、アニメ絵系の脱衣麻雀基板、実写系のLD/CD/DVD麻雀、少数派アイドル麻雀系の3パターンに別れている。カネコのギャルズパニックのように、基板で実写系を出すことは、決して技術的に困難ではないし、現在のストリーミング技術を使えば、動画だって無理なく可能だ。しかし商品出荷サイクルの速さや、ソフト交換の容易さおよびコストの安さが、ある意味実写系LD麻雀の売りなので、無理に高価な基板で出荷するメーカーはない。
 しかし、かつては実写取り込みの脱衣麻雀はいくつもあった。脱衣麻雀が分化する直前に咲いた徒花、今回紹介する麻雀ビタミンCもそのひとつだ。

おっぱいおっきいなぁ。この娘 適正なコスト配分
 麻雀ビタミンCは、実写をコマ撮りし、アニメーションを実現するという意欲的な試みをしている。基板や麻雀思考ルーチンは、麻雀レモンエンジェルなどに使われている汎用ルーチン(若干の違いは見受けられるが)を流用しているものの、その作りは丁寧だ。限られたコストをうまく配分している。
 アニメーションは基板の性能を考えればかなり頑張っているし、発売時期からいっても、当時できる最大の技術を投入している。足を開いてパンツを見せるシーンやおっぱいをもむシーンなどキーとなるフレームにアニメデータを集中投入し、どうでもいいところは会話にするなど、データ容量の配分も見事だ。また、ともすればマンネリ化しがちな脱衣パターンも、服→ブラジャー→スカートや、パンチラ→スカート→服などというようにバリエーションをつけており「見せ方」も申し分ない。
 麻雀部分も流用ながら、思考ルーチンはより洗練され、ドラがやたらに乗るという欠点はあるものの、非常に自然な配牌、ツモがやってくる。遊んでいて実に快適だ。オレがニチブツやメイクソフトに厳しいのは、ホームデータのような「前向きな姿勢」が感じられないからにほかならない。10年前にの脱衣麻雀に負けてどうするあんたら。

お医者さんごっこ。医療系脱衣麻雀の定番 所詮は技術者のオナニー
 麻雀ビタミンCは、たいへん出来のよい脱衣麻雀だ。思考ルーチンなどは、現在の脱衣麻雀と比較しても決して見劣りしない(メイクソフトとカネコとニチブツ、あんたら特にきぃつけや)
 しかし、かえすがえすも残念なのは、投入した技術は半端じゃないのに、てきと〜に作ったニチブツアニメ麻雀よりもやる気が起きないということだ。何というか、デジタイズが汚いせいもあるがいまいち萌えないのだ。うちには麻雀レモンエンジェルとビタミンCと麻雀クリニックの基板があり、どれも似たり寄ったりの出来だ。しかしこの中から1枚選ぶならやはり「麻雀クリニック」なのだ。
 脱衣麻雀はある意味風俗業だ。いくらテクのある風俗嬢でも、やっぱり顔がアレだと敬遠するように、脱衣麻雀もいくら麻雀の出来がよくても、女の子がアレだと敬遠してしまう
 歴史的にも実写取り込み画像の系譜は途絶え、LD麻雀に取って代わった。そして基板麻雀は見栄えのする(そして動かしやすい)アニメ絵が主流となった。今や実写取り込み麻雀の出る幕はないと言っていい。
 「どりょくせずに むくわれることはない」は、かの比類なきアタリゲームスの名作「ピットファイター」のありがたい金言ではあるが、麻雀ビタミンCは「努力しても報われるとは限らない」ことを身をもって証明した。
 悲しいかな、それが現実なのだ。


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