柏野駅（かしわのえき）

 

種別：停車場 設備：1面2線 開設：1912年3月1日 利用客数：1,381人／日（降車客含まず） 駅の近所に新しい大型マンションができたため旅客の増加が期待されています。

　加賀電の開業時に開設された駅のひとつです。駅名はこの地が「楢柏野」と呼ばれていた原野だったことに由来しています。白山市の中心から約3キロほど離れており、数年前は駅前は原野が広がっていましたが、最近駅の周辺にマンションや工場ができ始め、利用客が伸びています。それに呼応するように2009年のダイヤ変更では夕方のラッシュ時に柏野ゆきの準急が設定され、2011年10月の新ダイヤでは平日朝と休日は急行停車駅となったほか、日中の普通電車のうち1本が柏野駅まで延長運転しており、金沢方面へのアクセスも向上しています。
　しかし駅舎は原野時代の粗末なものがそのまま使われており、駅の看板がなければ物置と見間違うようなみすぼらしいものをいまだに使っています。今後は駅舎の改築や構内踏切の撤去など保安・サービスの両面で改善が検討されています。

▲柏野駅を発車する武蔵ヶ辻ゆき急行。背後に見えるのが2011年に完成したマンション「パニッシュ柏野」。このほかにもマンションや工場・オフィスが駅周辺に作られており、利用客は増加傾向にあります。しかし駅舎はまるで物置のような粗末なものしかありません。隣のセブン＝イレブンと比べると泣けてきます……。

▲駅設備は島式ホーム1面2線。平日日中で毎時3本、朝夕ラッシュ時で毎時4本の列車を確保していますが、これ以上の増発は複線化を待つほかありません。また、いまだ構内踏切が残っており保安上の問題も未解決です。