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加賀電各駅探訪

野町駅(のまちえき)
種別:停留場
設備:2面2線
開設:1912年3月1日
利用客数:3,130人/日(降車客含まず)
北陸鉄道野町駅へは隣の上松駅が最寄。駅前のバス停は広小路。

 かつては金沢よりのターミナルで特急も停車しましたが、1986年に武蔵ヶ辻への延長がなされたときに特急停車駅から外され、現在は普通電車のみが停車します。ターミナル時代は市電やバスに乗り換える旅客で駅前がにぎわっていたそうですが、現在はひっそりとしています。隣の片町駅は特急停車駅ですし市役所の最寄駅なので一概に比較はできませんが、片町駅が1日中にぎわっているのに対し、野町駅は商業施設やオフィスに通う人で朝夕はそれなりににぎわいますが、日中は静かなものです。利用客も片町駅が15,000人程度なのに対して野町駅はその4分の1程度です。
 線路は武蔵ヶ辻延長の際、手前にある犀川を越えるために盛土高架となりましたが、駅舎はターミナル時代の位置と変わらず、駅舎の上に線路が覆いかぶさっています。そのため駅の位置がたいへんわかりにくく、一見さんは「ホームはそこにあるのにどこから入ればいいのだろう?」と迷ってしまうかもしれません。
 北陸鉄道の野町駅は、加賀電野町駅と約700メートル離れています。北陸鉄道野町駅へはむしろ、隣の上松駅からのほうが近い(約400メートル)のです。地元では「野町駅を白菊町駅に改名しては」という話もありますが、加賀電は「べつに北陸鉄道と連絡運輸をしているわけでもなく、北陸鉄道からの旅客はほとんどが野々市で乗り換えるので、野町駅のままでも混乱はあまりないのでは……」と改名には消極的です。

▲かつては特急停車駅でしたが、現在は普通電車しかとまりません。野町駅自体は市街地の外れに立地するので通勤通学時はにぎわいますが、日中は静かです。
 


▲ターミナル時代の野町駅。現在はちょうど駅舎の真上を高架線が走っています。駅舎も高架線と干渉する部分を撤去しただけで、基本的には地上時代の駅舎をそのまま使っています。

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