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元は国鉄103系。色を塗り替えただけですが側面はそれなりに東武6050系に見えてしまいます。まさにおもちゃマジックです。この手の強引な手段は電動コイン遊具だけでなく、おもちゃの世界でもごくごく普通に行なわれています。私鉄電車って地元でしか売れないので、金型代を浮かせるために共通化しちゃうんですね。かなり強引に。
無理矢理色を塗ってごまかしていますが、さすがに103系独特のでこぼこは隠せません。でも中央窓の塗り面積を小さくして貫通扉を表現するなど、涙ぐましい努力はさすが東武鉄道が入線する松屋浅草屋上プレイランドです。
後ろ。いろいろ惜しいできです。赤い太線をどうしても入れられなかったことはよくわかります。
プロトタイプ |
東武6050系 |
分類 |
自在操作型 |
採集場所 |
松屋浅草店屋上 |
採集年月日 |
平成17年7月9日 |
このデパートには東武鉄道が乗り入れているので、屋上には必然的に東武鉄道の電車がいました。しかしフラッグシップのスペーシアではなく、快速用の6050系というところが渋いですね。これは新規に型を起こさなくてはならないスペーシアよりも、汎用の型を流用して色を塗り替えるだけですむ、コストの安い一般型を選んだためでしょう。
正面から見ると、国鉄103系に無理矢理東武の色を塗っているのが丸分かりです。なんというか、ニシキのダイカスケールを見ているような気分になって和めます。
ちなみに玩具に書かれている「6761」という車両は実在しません。おそらく「6161+6262」編成がプロトタイプかと思われます。つか東武のお膝元なんだから監修してやれよ花上さん(※)。
で、下の写真が6161+6261編成。
で、ライドの元ネタとなった103系はこちら
……実物では似ても似つかぬ車両を塗装で強引にトランスフォーム。この強引さが、電動ライドやおもちゃの魅力といえましょう。
※花上喜成氏:東武博物館のえらい人
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