▲軸配置2-B型のいわゆる「アメリカン」ロコ。おそらく弁慶号がプロトタイプです。


▲線路の中央に見えるのが集電用の線路。

プロトタイプ 弁慶号
分類 ミニ列車
採集場所 あらかわ遊園
採集年月日 平成20年10月28日


 ホープやA2レジャーが販売している設置型のミニ列車は直流電源で動きますが、昔の大型ミニ列車(妙な表現だな)は、交流電源で走行するものがけっこうあります。特徴は線路の間に給電用の線がついていて、そこを機関車のコレクターシューがこすることで電気を得て走ります。機関車内部でセレンなりコンバータなりを経由して直流に変換し、直流直巻モータを駆動するのがセオリーです。
 素直に直流電源を流さずに何でこんな面倒なことをするかというと、ある程度大型の車両になると相応に電気を食うわけですが、直流の場合電圧なり電流値を上げると絶縁や電圧降下の問題が厄介なんですね。交流はその点一定サイクルでゼロになるわけですから電圧降下に強い上に、高電圧低電流で送電すればパワーもかけやすい。なわけで大型で運転距離の長いミニ列車では交流電源が使われているというわけです。まあ、最近はバッテリを車載して走らせている例も多いんですが。
 それはともかく、あらかわ遊園ではまるで鉄道模型が大きくなったような機関車が、3両の客車を牽引してゆっくりと走っています。途中2箇所に踏切がありますが、おそらく給電レールにかかっている電圧は24ボルト程度なので、踏んづけても特に問題はありません。
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