仮に設計者が100系をプロトタイプにしたとはいえ、青梅鉄道公園(JR東日本が運営)という性格上、JR東日本の新幹線カラーに塗られるのは(なんせ実車の0系を緑に塗ったくらいだしな)雰囲気さえ何とかなっていればぜんぜんありだと思います。 しかし、これはプロトタイプを云々する以前にスタイリングが強烈です。ぷりぷり新幹線「めまい」を思わせる細身のボディーは、狭い場所でミニ列車を走らせるというニーズに基づいたデザインだとしても実に強烈です。コストやスペースの問題で車両や施設を小型にする。しかし、人間は小型化できないのでアンバランスな造形になってしまうというのは軽便鉄道の文法ですが、ライドの世界にもそういったことが起こりえるわけですね。 ですからかっこいいかかっこ悪いかといわれれば、問答無用でかっこ悪いとこたえますが、デザインとしてはたいへん優秀なデザインだと思います。もっとも、実際に乗り込むと運転台が真中にあるにもかかわらず、センターピラーでんと主張してすごく邪魔なんですが。あ、花巻電鉄にもそんな電車がいましたね。 |