見た目はなかなかよくできた300系新幹線。さかさまのNSマークが気になりますが。ていうかNSマークはそもそも300系にはついてないってば……。

メーター、機器類は自動車のものを流用しているので、油圧計と油温計を装備。コインシューターのところにある「スーパーひかり」のテプラにも注目。まだ「のぞみ」デビュー前なんですねこの筐体がうまれたのって。

上野松坂屋の300系は量産型がモデル。おそらく「のぞみ」運行開始後に作られたモデルなのでしょう。わざわざ方を作り直したあたりの意図は分かりませんが、こだわりは感じますね。
プロトタイプ JR東海 300系スーパーひかり
分類 ムーバー
採集場所 名古屋三越
上野松坂屋
採集年月日 名古屋:平成21年5月24日
上野:平成20年11月5日


 カトウ株式会社(三味線ブラザーズを作ったところですな)の300系新幹線のライドです。外見はなかなかしっかりと実物を観察して作っているな……という感じです。とはいえさかさまのNSマークがちょっと気になったのは内緒。
 で、運転台は自動車のライドから部品を流用しているので、タコメータを速度計に流用したり、マスコンハンドルは自転車のギアボックスだったり、おまけに油温計と油圧計まで装備されています。このへんの造作には賛否があるとは思いますが(子供は意外と細かいところを観察しているのよ)、個人的にはありものの材料で雰囲気をいかに出すかと腐心した形跡が見られるので嫌いではありません。むしろボタンをたくさん用意して、ギミックを増やそうとしたサービス精神を「よし」とします。
 ところで上の写真、よーく観察してみると筐体のつくりが少しだけ違います。名古屋三越のそれはいわゆる試作型、J0編成がプロトタイプなんですね。一方上野松坂屋のは量産型。それを裏付けるように名古屋三越の300系には「スーパーひかり」のテプラが。つまり、「のぞみ」という名前が決まる前に作られたんですね。
 で、「のぞみ」運転開始後に量産型の300系が作られるのですが、キッズライドの世界ではJ0編成と量産型の差など誤差の範囲(このライドでも違いはライトまわりと車体下部のふくらみくらいですかね)。にもかかわらず筐体を作り直しているあたりはメーカーのこだわりなのでしょうか。せっかくだから窓の高さも変えてもらえば(J0編成はほかの編成と比べて車高が50ミリ低いため、窓の高さもちょびっと低い)完璧だったのになあ……。
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