山梨県甲府市にある遊亀公園遊園地を走るミニ列車は、交流3線式を採用した古いものです。集電は機関車の直下に取り付けられたコレクターシューから行い、3軸中2軸を駆動するようです。ノッチはHL。要するにでっかい3線式零番ゲージ鉄道模型みたいなもんです。 ブレーキはなんと自転車のブレーキを流用した摩擦ブレーキです。最高速度はせいぜい10キロがいいところなのでこんなんでも間に合ってしまうのでしょう。HLコントローラの脇からにょきっと突き出したブレーキハンドルはなかなかにシュールです。 さてこのミニ列車、途中2箇所に踏切がありますが、片方向にしか列車が来ないのでスイッチを線路脇に立てて、最後部の車両についたトリップピン(?)でスイッチを押すことで位置検知を行なっています。踏切はなかなか本格的なものですが、サウンドはリレーで制御しているのか、列車が通過中にもかかわらず音は途中で切れてしまいます(遮断機はスイッチを押すまで上がりませんが)。 牽引する客車は3両となかなかパワフル。1乗車100円(そのほかに入園料310円が必要)で大人も乗車できますので、ぜひ乗ってみてください。例によってサスペンションはまったく効いていないので、乗り心地は極めてワイルドです。 ▲HLコントローラと自転車用ブレーキ。
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