▲日本離れしたスタイリングの豆汽車。それもそのはずこの製品はスペインのFALGAS社製です。

▲ドローバーはめちゃめちゃ長く、急カーブにも容易に対応。車端部の「泉陽興業」のロゴマークに注目

▲カラフルな枕木が並ぶ線路。

▲廃止となったハッピートレインは、客車のみ休憩所として転用されていました。客車の形状や軸箱から、としまえんの客車と同一、すなわち米国チャンス社製と思われます。
プロトタイプ 不明
分類 ミニ列車
メーカー FALGAS社(スペイン)
採集年月日 平成22年8月13日
採集場所 日本モンキーパーク


 「ZOOZOOトレイン」という名称で運営されている日本モンキーパークの豆汽車ですが、車体後部に泉陽興業のステッカーが貼ってありましたので、一瞬泉陽興業の製品かと早合点しそうになりました。しかし線路の構造がそれを否定していました。泉陽興業のそれであれば、少なくとも道床に砂利を敷くでしょうし、給電用のサードレールがあったりするはずです。とちのきファミリーランドのように運営は泉陽興業だとしても、製作は別会社が行なったと推測すべきでしょう。そんなわけでよ〜く調べてみますと、枕木にFALGASとありました。
 そう、この車両はスペインのFALGAS社で作られたもので、商品名は「サファリトレイン」。機関車+3両の客車で14人を輸送でき、出力は3キロワット。交流100ボルト/200ボルトを機関車内で整流し、直流電源で走行するものと思われます。動力は機関車に組み込まれ、約30メートルのトラックを運行しますが、どのように運行制御されているのかは調査不足によりわかりませんでした。
 ところで、日本モンキーパークは泉陽興業がメインテナンスを担当しているのですが、なぜFALGAS社のキッズライドを導入したのでしょう? 同園で廃止になった「ハッピートレイン」は、米国チャンス社の車両を導入していましたが……。
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