▲細部の修正で見事にあおなみ線っぽくなったわんぱく鉄道。

▲腰にあったヘッドライトをおでこに持ち上げただけで効果的に変身しました。そのほかの部分は205系のままですが、雰囲気がちゃんと出ているのでこれはよいアレンジです。
▲運転台。あおなみ線はワンハンドル、ライドは2ハンドルですがそのへんはあまりこだわる必要はないでしょう。むしろギミックが多いほうがライドとしては正義です。
 
プロトタイプ あおなみ線1000形
分類 ムーバー
メーカー ホープ/バンダイ?
採集年月日 平成23年3月27日
採集場所 金城ふ頭駅


 こちらでも紹介しているホープの「わんぱく鉄道」のバリエーション。元ネタは205系ですが、うまい具合にあおなみ線の1000形にアレンジしています。下に実写画像を参考においてみましたが、205系と1000形は似ているようでまるで似ていません。
 この手のライドの場合、自社の車両にアレンジする場合は塗装をそれっぽくしてお茶を濁す手法がよく使われます。それはそれで全然ありだと思いますが、金城ふ頭駅に設置してあるこのライドは、できる範囲でかなり頑張っています。
 まずヘッドライト。205系は腰にありますが、1000形はおでこにあります。で、わんぱく鉄道の205系はヘッドライトが樹脂整形で作ってありますので、その部分を撤去して平板にしてあります。でやねはシールで表現。この部分に手間(=お金)をかけたおかげで、かなりそれっぽくなりました。
 そのほかの部分は徹底的に見切っており、側面にはビードが入ったまま(1000形はビードレス)だし、スカートもくっついたままです。運転台も205系のままですが、そこはごっこ遊びなんで、あまりリアリティを求めなくてもよい部分。お金もかかります(まさかこの1台のためだけに金型を起こすわけにも行きません)し妥当な選択でしょう。
 あおなみ線ライドの勝利は、簡単に直せる部分のみ手を抜かずに修正した点にあります。リニア・鉄道館に出かけた際にはぜひ一度見てください。美は細部に宿るのです。

▲あおなみ線1000形(上)とJR205系(下)見た目はまるで異なるこの2車を、ひとつのライドで表現する。これこそが玩具のデザイン力です。
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