▲リペイントがあったかどうかは定かではありませんが(いや、あったと思うけど)、きかんしゃトーマスを意識した塗装は実に子供向け。

▲先頭車は機関車と貨車がひとつになっている合理化設計。遊戯施設ならではの表現です。


▲正面から見るとトーゴの製品に見えてますが、窓回りの造形がそれを否定しています。

プロトタイプ おそらく弁慶号とそのへんの蒸気機関車をごちゃ混ぜに
分類 ジェットコースター
メーカー 黒木テック
採集年月日 平成23年6月18日
採集場所 仙台八木山ベニーランド


 八木山ベニーランドに3機あるジェットコースターのうちの1機。本来ジェットコースターって前面展望がひらけてこそ華だと思うんですが、暴走機関車というモチーフは遊戯施設としてそれなりのつかみになるのでしょう。ディズニーランドのビッグサンダーマウンテンという例もありますしね。で、俺は絶叫系がたいへん苦手なのでこの「ジェットコースター」にも乗っていませんが、鉄道の形をしているという一点がある以上調査はしたいと思います。
 このジェットコースターは1968年黒木テック製。車両の更新があったかどうかはわかりませんが、八木山ベニーランド最古の遊戯施設です。先頭の機関車を見たときトーゴ製かと一瞬思いましたが、よーく見ると窓の造作がトーゴの文法から外れています。思い込みはいけませんね。
 車両そのものは高山鉄道をモチーフにした4両編成。車体のモチーフはアメリカと日本を足して2で割った感じ。ボイラのテーパーが段差になっているあたり、プロトタイプに思い入れはあまりないようです(テーパーをつけると手間かかるもんね)。
 コクピットは当たり前ですが操作できるようなものは何もなし。ただひたすら前後左右にかかるGに身をゆだねる乗り物です。このジェットコースターは八木山ベニーランドにある3機のコースターではもっとも年齢制限が緩い(3歳以上なら乗車オッケー)なので、ジェットコースターデビューには最適な乗り物です。
 あ、俺はデビューしなくていいです……。
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