キッズライドは時間の経過とともに劣化していきます。特に屋外で稼動する筐体は紫外線にやられて塗装がぼろぼろになってしまいますので、ある程度すると廃棄するかリペイントしたりします。 で、このリペイントってのが曲者なんですが、オリジナルに忠実にやってくれる業者もあれば、ちくしょーめんどくせぇな、手元にある塗料で適当に塗っちまえって場合もあります。キッズライドの調査をする立場としてはこの手のオリジナルリペイントはあまり歓迎できるものではないのですが、たまにすげーセンスのリペイントにぶち当たるとなんかそれはそれで得した気分になれます。 千葉県野田市の「もりのゆうえんち」に置いてあった100系新幹線がまさにその典型でして、オリジンはカトウ製作所(ファンシーリフターで有名なとこ)の100系新幹線ですが、リペイントの際何をトチくるったかなんともアナーキーな塗装になりました。で、その際インパネも更新されたようで、コンパネはカトウオリジナルのものではなく、どこから持ってきたのか業務用ゲーム「オフビートレーサー」のものがくっついていました。 もりのゆうえんちは大阪の泉陽興業が管理しているので、同じ大阪のSNKとなにかつながりがあったのかな、と思わせるリペイントですが、もう少し新幹線らしくできなかったのかなと思ったり思わなかったり。そんな魅力的な「森の新幹線」なのでした。 |