「EF65 101」3連発

 子供に電車の絵を描かせると、なにやらわけわからん記号を書くことがあります。車両の機能や年式を表す車両番号は、鉄道が機械であることをイメージさせるのでしょう。機械=型番=人間じゃないという図式ですね。刑務所で名前を呼ばず番号で呼ぶのもそんなイメージがあるかもしれません。関係ないか。
 で、そんな子供が遊ぶ電動コイン遊具ですから、演出に型番が入ります。本物をよく観察して本物に忠実な番号を入れる例もありますが、たいていはてきとう。まあ雰囲気さえ伝わればよいかみたいな考えを持ったところもあります。まあそれはそれで各社の見識ですので良し悪しを論ずるつもりはありません。それを踏まえたうえで松屋浅草屋上プレイランドでいやそれはちょっと……というものを見かけましたのでご覧ください。

 これは新幹線100系の電動コイン遊具です。正面の造形も実によくできています。グリーン車マークが愛嬌ですが、それについてはこの際どーでもよろしい。

 ADBのレーダーがついているのも気になりますが、その横に貼ってある「EF65 101」のステッカー。まあ同じ鉄道車両ですから雰囲気としてはありかな……。まあ、このくらいなら俺は愛嬌だと思います。電動コイン遊具にリアリティを求めるのは愚の骨頂です。しかし、それはそれとしてですね。

 ちなみにこれが、EF65。101号機の写真がなかったので104号機で代用していますが、見た目は同じです。101号機と104号機の違いよりも、101号機と100系の違いのほうが重要です。

 航空機です。形からしてF-14です垂直尾翼1つしかないのにF-14のわけありません。F-4ファントムだそうです(Chazさんありがとう)映画『トップガン』の流行を当て込んで作ったに違いありません。だとすれば漫画「ファントム無頼」の人気を当て込んで…なわけないか。
 閑話休題。操縦桿が旅客機にありがちな操縦輪になっているのが惜しいのですが、全体で見れば力作だと思います。でも、尾翼のところにありました……。

 EF65 101……。航空機にはレジという番号を確かにつけますが(それは民間機だけだったか)、そこに日本の機関車の番号をもってくるとはいかにも大胆です。

 そんで極めつけはクルーザー。松形弘樹の千社札が貼ってあるあたりは松屋の人もわかってらっしゃると思わず感心してしまいましたが……


 やっぱりEF65

 

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