本気と書いてマジなこどもてつどう
鉄道博物館のミニ列車

 鉄道博物館のパークゾーンには「ミニ運転列車」と「ミニシャトル列車」という2種類のライドがあります。見た目はちょっとよくできた電車のライドなんですが、そこは鉄道博物館ですからなかなか本気です。まじまじマジです。
 まず、「ミニ運転列車」は自分で運転できます。ゴーカートなどでガッツンガッツンぶつけながら自走するライドもありますが、こちらは線路の上を信号に従って走ります。そう、信号が停止を示したらそこから先には進めません。本物と同じやり方で列車を管理しているのです。

▲見た目はそのへんのライドをちょっとリアルにした感じかな? という程度のミニ運転列車。

▲しかし運転台にはいれば信号の指示に従って自分で走らなくてはなりません。ちなみに小学生以上の人でないと運転できないことになっています。

▲先行列車の状況によっては、赤信号で停止を食らうこともあります。


 ところで、実物の鉄道ではあたりまえに存在するんですが、こどもてつどうでは極めて珍しい存在なのがポイント、カッコよく言えば分岐器です。「ミニ運転列車」にはその珍しいポイントがふんだんに使われています(もっとも、常時作動するのはターミナルの駅にくっついているものだけですが)。こどもてつどうで列車を振り分けることってまずありませんし、ポイントみたいに可動する部品ってメインテナンスも大変なんです。その代わりこどもてつどうでは平面交差を取り入れているところが多いですね。アレなら可動部品はありませんから。

▲こどもてつどうの世界ではとても珍しいポイント。切り替え方式も実車に準拠しています。


 本気と書いてマジな「ミニ運転列車」。事前予約が必要でしかも人気のアトラクションですが、一度体験する価値はあります。なお、運転はできませんが「ミニシャトル列車」は予約なしで無料で楽しめます。

▲予約不要の「ミニシャトル列車」。たまに川越線や高崎線と競争して一方的に負けます。 
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