ナンバープレートのS-CARGOのロゴがホープの本気を感じさせますね。

子供っぽくアレンジしてありますが、実物をよく観察したコクピットです。ただしハンドルは支柱が2本のホープ標準品を使用。このへんはいかにも「過渡期」という感じです。
プロトタイプ 日産エスカルゴ
分類 ムーバー
採集場所 東山動植物園
採集年月日 平成21年5月24日


 メーカーのプレートとか見損ねてしまいましたが、ハンドルの形状からホープ製と推測します。「2本がホープの3本カトウ」と覚えておくといいかもしれません。覚えていたから何だって話ではありますが。
 で、ホープのキディライドは2000年代に入ってからプロトタイプを明確にあらわすようになりましたが、この製品はしっかりと日産自動車のライセンスを受けて作られています。そのためナンバープレートに「S-CARGO」のロゴが入っています。で、コクピットに関してもかなりエスカルゴを意識したつくりになっています。置時計のような速度計とその前にでんと居座るシフトノブは、まさにエスカルゴのそれです。また、ウインカーを出すレバーまで表現してあるところが実ににくい。
 このあとホープは、「車という名の自動車」ではなく、プロトタイプを明確に意識したキディライドを次々製造し、成功を収めます。いい悪いは別としてこういった努力があったからこそ、今なお生き残っているんでしょうね。
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