▲揺れ動く家の中で、目の前にいるクマと電話でお話しするというコンセプトが今ひとつわからないBEAR'S PHONE。目の前にいるんだから直接会話すればいいじゃん。


▲1956年から40年余り、真面目にライドを作ってきた眞砂工業も今はありません。

プロトタイプ 森のおうち
分類 ムーバー
メーカー 眞砂工業
採集年月日 平成21年6月23日
採集場所 渋谷東急東横店


 男の子ってのはまあ乗り物が好きで、電車や自動車、飛行機あたりをフィーチャリングしておけばとりあえず喜ぶんじゃねえかなってのはなんとなくわかるんですが、女の子にはどんなライドが喜ばれるんだろうと考えるとちょっと頭を抱えてしまいます。そんな中で眞砂工業は「おままごと」の視点から「キッズマート」というライドを誕生させました。着眼点は鋭かったのですが、営業中のお店がムービングするというとてもシュールな仕様になってしまいました。
 で、こちらの「BEAR'S PHONE」もシュールさでは負けていません。こちらはゆらゆら揺れ動く筐体のなかで、電話でお話するというまさにコンセプト不明という言葉がふさわしいライドです。いや、意図はよくわかるんです。女の子ならメルヘンチックナ森の家で動物とお話なんていいんじゃないかな。童話やおとぎ話の世界みたいできっと受けるよ! 俺はここまで間違ってないと思うし、「BEAR'S PHONE」のつくりは眞砂工業らしいとても真面目なライドです。
 ただ、今回に限ってはその真面目さが仇になったのかな、と思わざるを得ません。ムーバーなんだから動かさなきゃって気持ちがどこかにあったんだろうなと思います。個人的には眞砂工業の真面目さはライド界の良心だとすら思ってますので、あまり揶揄したくはないのですが、ちょっとこれは真面目が過ぎた怪作かな、と思います。
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