▲外輪船をイメージした船。ちなみに船の横にもう一匹ラッコがいます。
このライドは外輪船とラッコを組み合わせたボートで、お金を入れると音が鳴ってぐるぐる回ります。ラッコというのはクジラとかシャチと違って船に乗って見に行くものではないのですが、きっとこのライドが出たころにラッコがブームになったとかの理由で、それを当て込んで作られたのかなと想像します。 この製品は舵輪の形状からトーゴ製と推測できます。ちなみにホープ製の舵輪は取っ手5本で柄が長く、トーゴは柄が6本で短い柄です。で、「ラッコのショーボート」の船首部分に注目してほしいんですけど、写真上のライドと下のライド、窓がなんとなく似てません? 下の写真は東京の桐ヶ丘商店街で撮影したものなんですが、メーカーズプレートが欠損していたんですね。そうなると推測するしかないんですが、以前東山動植物園で撮影したライドに似たようなのがあったなってのを思い出して、あ、これは「ラッコのショーボート」と同じメーカーの製品だなと推定します。つまり桐ヶ丘商店街にあった船のライドはトーゴ製であると推測できるわけです。 このサイトではメーカーが不明なライドをこういった部品の共通性で推定していますが、もちろんそれが正解であるかどうかはわかりません。あくまでも現時点での見解ということで了承願えれば幸いです。 |