▲サイドカーではなくタンデム。カトウ製作所が「バイクで2人プレイ」という命題に対して出した回答です。コストや場所は食いますが、ユーザー本位の優れた回答といえます。

▲光るランプのためにハンドルの軸がオフセットされています。実物をスケールダウンするのではなく、こういったデザインこそがキディライドの醍醐味といえましょう。
プロトタイプ 調べたんだけどいまんところ不明
分類 ムーバー
メーカー カトウ製作所
採集年月日 平成21年8月1日
採集場所 上野松坂屋屋上


 確証はもてませんが、たぶんカトウ製作所が1970年代に製作したと思われるバイクのライドです。この手のライドは兄弟で仲良く利用できるよう2人乗りが基本となってます。このサイトでも無理矢理ハンドルをふたつくっつけているライドをたくさん見ることができます。ただしトーゴは無理矢理2人乗りはやっていないっぽいですが。
 自動車や鉄道車両などはそれでなんとかなりますが、バイクの場合はどうしましょう。ホープはサイドカーという解決方法を見出し、ニチゴはすっぱりと2人乗りをあきらめています。カトウ製作所はこの命題に対して「タンデム」という回答をだしました。つまりバイクを2台並べたわけですね。コストはかかりますが兄弟でケンカにならない(バイクとサイドカー、どっちに乗るかケンカすることもあるでしょう)スマートな方法だと思います。
 ところでカトウ製作所のライドといえば大胆な割り切りですが、このライドもなかなかにステキです。ハンドルの軸が中心線からずれているんですね。燃料タンク上にあるランプを避けるための処置ですが、光りものを優先してハンドルをオフセットする。ライドならこれは正解です。その意気や良し!
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