▲パステルカラーなのにビビッドなイメージに仕上がった「もりのタクシー」。もしかしてニチゴがリペイントしているかもしれません。
 
 

▲コラムシフトとハンドルは「ようちえんバス」からの流用。ようちえんバスでは違和感のあったコラムシフトも、タクシーにはよく似合います。

▲なぜか座席背面にはナムコの「ちびまる子ちゃんドキドキトライ」のパネルが貼り付けられ、料金メーターにはトーゴの「ファミリータクシー」からむしってきたと思わしき「空車」表示が後付されています。
 
プロトタイプ クラシックカー?
分類 ムーバー
メーカー 昭和鉄工
採集年月日 平成22年8月15日
採集場所 三島楽寿園


 こちらのページで昭和鉄工は「ようちえんバス」しかキッズライドを作っていない、といったことを書きましたがごめんなさい。他にもキッズライドを作っていたことが判明しました。まったくロクに知識もないのに断定するのは実に早計だということを痛感しました。
 で、三島楽寿園で発見した昭和鉄工のキッズライドは「もりのタクシー」。ハンドルの形状がようちえんバスと同一です。ハンドルについたコラムシフトもタクシーらしさの演出に一役買っています。もしかしたらようちえんバスよりも先にこのもりのタクシーが登場したのかも、と思いましたが、ナンバープレートがそれを否定しています。ようちえんバスのナンバープレートは「123」。もりのタクシーは続きの「456」になってるんですね。
 それはさておき、もりのタクシーはようちえんバス同様車両に動物を配置した楽しいものに仕上がっています。自動車のプロトタイプを推測するのは極めて困難ですが、そのへんは気にするだけ野暮というものでしょう。
 ところで、三島楽寿園はニチゴが運営しています。あさっての方向に工作力の高いニチゴですから、痛んだところはよそからパーツを持ってきたりして独自に改造してしまったりリペイントされてしまいます。もりのタクシーも例外ではなく、トーゴの「ファミリータクシー」からパーツを持ってきたり、ナムコの「ちびまる子ちゃんドキドキトライ」からパネルを流用されたりして原型からちょっと遠ざかっています。
 俺は別に原型原理主義者ではありませんし、ニチゴのそういったところも含めて楽しむのが味だと思ってますが、ちびまる子ちゃんはないだろういくらなんでも……。
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