男の子なら一度はテレビのヒーローになりきることがあったかと思います。実際玩具業界では「なりきりグッズ」には一定の需要があり、毎年テレビヒーローのグッズが数多く販売されます。遊園地の屋上でもそんなヒーローなりきりキッズライドがいくつかありますが、今回紹介するホープのライドは、コンセプトが今ひとつわかりにくいのがみどころです。 テレビヒーローの世界では、ヒーローに対抗する悪役という立場があり、ヒーローは悪を倒すことでヒーローたりえるのですが、ホープのライドはどっちがヒーローなのか今ひとつコンセプトが不明です。 このライドはホープの『スペースコンバット』。1986年3月発売の製品でOP価格は86万円。 子どもは戦車に乗って砲塔を操作し、敵を倒すわけですが、放蕩は単なる飾りではなく、IR好戦中になっており、胸の丸いターゲットに当てるとロボットがお辞儀をして『マイッタマイッタ』というそうです。なんだかコミカル。 公式の説明では「プレイヤーは戦車に乗って前にいるロボットをやっつける」とあるので、おそらくロボットが的であろうと思われます。もっとも、店舗が貼った張り紙には「ロボット君」と書かれておりまして、ゲーム全体が醸し出す雰囲気はバトルものながら非常にコミカルです。いいですよねこういうの ちなみにこのレーザー光線、簡単には当たらないようになっています。なんとなれば戦車がガッコンガッコンローリングするのでとにかく照準が定まらないのです。能動的に遊べるライドとしてはかなり面白いのではないでしょうか。 |