桐ヶ丘商店街の古典ライドたち
この桐ヶ丘商店街の中にある玩具店「ふくしま」の店頭に、かなりの年代ものライドが置いてありました。会社の同僚が深夜のテレビで「なんかすっごい古いライドが出ていた」と教えてくれたのがきっかけで、ちょっくらいってみっかってことで出かけてみました。 まず、店頭には自動車、パンダ、シマウマ、宇宙船のライドがありました。いずれもかなり年季が入った一人乗り用で、メーカーズプレートはすでに欠落していました。これだけまとまった形でホープのKDSシリーズがあるというのはホント奇跡ですね。それにしてもまあ、なんともプリミティブなライドだこと! しかもこれが現役で稼働するのだからたまりません。 ▲クラシックカーをデザインしたホープの『KDS-05 自動車(FLOWER CAR)』。ラジエターグリルのデザインが秀逸です。
▲メリーゴーラウンドにいそうなカラーリングの『KDS-16 シマウマ』。ところで手前のKDS-05のハンドルに注目。ハンドル形状と取り付け金具の形状はホープのそれです。ということはこれはホープ製ということになります。 ▲『KDS-03 ヒコーキ』。プリミティブ極まりない優れたデザインの機体です。同系統の製品で『KDS-08 宇宙船』もありました。 ここで俺はかなり満足のいく成果をあげたのですが、ついでだからこの味わい深い団地を一回りしようという団地マニアの血が俺に新発見をもたらしました。団地マニアをやっていてよかった!
いずれにせよこのようなライドが残っているのはたいへん貴重です。状態は決して良好ではなく、路地裏の5台はいずれ廃棄されてしまうかもしれませんし、現役稼働の4台も心もとない状態ではあります。機械が機械としての役割を全うし、廃棄されることに対して感傷的になる感情は俺は持ち合わせていませんが、ただひとこと「おつかれさま」とは言いたくなるライドたちでした。
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