小さなメリーゴーラウンドたち
その2 ちょっと大きなメリーたち 2頭だてのメリーは場所を食いませんが、ちと華やかさに欠けるのもまた事実です。そんなわけでちょっとしたデパートの屋上やSC向けに、3頭だてのメリーも各社が作っています。ここではメリーゴーラウンドの定義を「床の回転に合わせて上下する座席を備えた遊具」と定義して、SCやデパートの屋上にあるさまざまなメリーを紹介しようと思います。 トーゴ カルーセル ▲メリーゴーラウンドのイメージを忠実にシュリンクしたトーゴの「カルーセル」。 日本ではあまりなじみのない名前ですが、メリーゴーラウンドのことを英語では「カルーセル」ともいいます。トーゴのメリー「カルーセル」はメリーゴーラウンドの英語名が由来です。作りも実に正統的で、馬2頭と馬車1台の計3人乗りとなっており、馬も立派なタテガミを備えた白馬と、これまた実に正統派です。
ホープ プリティーゴーラウンド
ホープはさまざまなメリーを作っていますが(その1参照)、3頭立てのメリーでは「プリティーゴーラウンド」を作っています。こちらもメリーゴーラウンドのイメージを忠実にシュリンクしていますが、「カルーセル」と異なりこちらは馬3頭立てです。 ホープ ファンタジックメリー ▲「ファンタジックメリー」はゾウのメリー。 同じ3頭立てのホープ製メリーでも、「ファンタジックメリー」になると馬がゾウに化けます。ゾウは頭に帽子をかぶっていることからも、サーカスのゾウをイメージしているものと思われます。「華やかさ」という意味ではまあ、ゾウでも外してはいないかなと思います。ゾウのダンボに乗れると考えれば十分ファンタジックです。 ホープ 名称不明 ▲名称が記入されていませんが、この動物の造形はたぶんホープです。 こちらもホープのメリー(名称不明)ですが、モチーフが急に素朴になります。ホープはキディライドにやたらと「森の動物とおともだち」的なモチーフを組み込みたがりますが、これもそんなところからきているのでしょうか。 ナムコ くるくるゴジラメリー ▲ナムコは一時期ゴジラのエレメカやライドをよく作っていました。 最後にナムコが出したメリーを紹介します。「くるくるゴジラメリー」は、その名の通り「ゴジラ」がモチーフ。乗り物はゴジラ、モスラとキングギドラ。ゴジラとキングギドラにはハンドルがなぜかついていてくるくる回せますが、モスラには何もついておらずただ乗っているだけという悲しい仕様になっています。 |