松尾橋〜瑞宝寺間は六甲山地の深い緑の中。山岳路線の雰囲気を堪能することができる。〈松尾橋〜瑞宝寺〉 はじめに 神戸市内から六甲山を駆け上がり、有馬を経由して宝塚に向かう準大手民鉄六甲急行電鉄(六甲電車)は、営業キロこそ40キロ弱と小さいものの、神戸市内は路面電車のような急カーブで市内をめぐる高架電車、六甲山を登るときは40パーミルの急勾配を全軸駆動のパワーに物を言わせて走る様など、エリアによって異なる風景を見せる。 六甲電車の在籍車両すべてが連接車で全軸駆動というのも、急カーブ・急勾配が連続する路線の姿を反映させたものとして実に興味深いところだ。また、鉄道事業だけでなく付帯事業も盛んで、有馬地区・宝塚地区のコミュニティバスの運行や、六甲山山上の街のレジャー施設を運営。また、関西中心のプロ野球リーグ「関西ファイトリーグ」に「六甲マシンガンズ」が所属しており、野球開催日にはフランチャイズの六甲球場に多数の臨時列車が運行される。 このサイトでは六甲電車で活躍するユニークな車両をはじめとして、付帯事業や六甲電車の生い立ちについても紹介する予定である。 目次
|