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7月31日新ダイヤ 点描
 すみさといちご鉄道は、平成19年7月31日より新ダイヤに移行しました。日中列車のパターンダイヤ化、新型車両の投入、区間快速列車およびリゾート特別快速列車の新設など、まあいろいろと変わりました。
 そんないちご鉄道の新ダイヤの様子をトピックでお伝えします。

新型車両260形投入。全車両が冷房車に

 老朽化したキハH180の取替え用に、新型車両260形を2両投入。環境にやさしいハイブリッド型で、たいへん静かな車両です。ラッシュ時の通勤快速列車のほか、日中の普通列車にも使われます。
地球にやさしいハイテク列車投入。そして念願の全車両冷房化。夏を迎えるにあたってとってもうれしいニュースですね。
とにかくキハH180が引退した。もうそれだけで私としてはとてもうれしいですね。
なんか含みのある言い方ね
いやべつに。これで鉄道マニアからキハH180が今日は走ってるのかとかの問い合わせで仕事が遅れたとか、H180が調子悪くてキハF230で代走したら本社にマニアがクレームを入れたとか、奴らは金は出さないくせにH180を動態保存しろだとか、まあそういったクレームとおさらばできる。それだけで新車入れた価値もあったというものです。
……あんた客商売むいてないよ。

 
JRからリゾートエクスプレス乗り入れ

 休日に1往復、JRからリゾートエクスプレスが乗り入れてきます。特別快速列車「リゾートさざなみ」は、北岡駅とJR宮田線の銀鱗海岸を結んでいたのですが、その間合いを使って澄里に往復するダイヤを組んでもらいました。澄里町ではこの「リゾートさざなみ」を使った新しい旅行商品を作るぞと意気込んでおります。
これはすばらしい車両です。
1号車と3号車はゆったりとしたリクライニングシート、2号車は4人用の個室がついているんですよね。本当にすばらしい設備です。
いや、この列車は運賃のほかに座席指定料金500円が余計に入るのです。通常澄里まで800円のところを1300円も出していただける。車両の使用料金を払っても十分儲けが出るのです。しかも乗客を旅行会社が集めて押し込んでくれる。すみさといちご鉄道は何の苦労もなしに丸儲けなのです。これをすばらしいといわずして何をすばらしいというか。
その、お客様を現金運ぶアリみたいに言うのはやめましょうよ。
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 澄里は不思議なワンダーランド。昔ながらの建物が並ぶ蔵造りのメインストリートは、現在の建築基準で言ったら違法建築のオン・パレード。まさに無法地帯というにふさわしい町並みです。日本で唯一のポケベル博物館や国産のしっかりした舶来品を専門に扱う双葉商店、この世のものはすべて私のオリジナルと主張する瓜楢万世堂など、個性的なお店がいっぱい。ていうかカネ落とせ。

(株)澄里トラベルツアー
澄里駅前徒歩20分

キハH180形引退

 国鉄川東線時代から活躍を続けてきたキハH180形気動車がついに引退しました。最終日の7月30日も淡々と、通勤快速列車の運用をこなして営業終了。深夜に滝沢産業に運ばれました。すでに予備車両のキハF201も就役していますので、もうキハH180が動くことはありません。8月末に除籍の予定です。
私には心がありませんが、キハH180にはかわいそうなことをしたと思っています。
上の260形就役のところでは「いなくなってよかった」みたいなことを言ってたじゃない。
キハH180の社会的寿命はとうに過ぎていたにもかかわらず、予算の都合で使い続けたことです。人間に適材適所が適用されるように、機械にもそれがあります。いちご鉄道の足の速いダイヤの中で、時には機能を超えた使い方をしたり、H180の機能にあわせていびつなダイヤを組んだりしたわけです。
それは、機械に対して、機械を設計した人に対して、そして物理に対して非礼であるといわざるを得ません。
変なところでこだわりがあるのね。
Plus1

 7月31日の新ダイヤから、行き先表示が変わりました。これまでは「普通」だとか「快速」だとか、種別だけを表示していましたが、7月31日からは行き先も表示。これで何が変わるというわけじゃありませんが、とりあえずこんなところにもお金かかってますよってことで。

JR東日本は、毎週1本の割合で中央快速線にE233系を投入し、1年半で全車両を置き換える計画だ。いくら架空鉄道だからといってこのペースは現実的ではないのでまねしないように。
サマンサ 2007/mailto:dan564@gmail.com inserted by FC2 system