10030型 10連×7本 6連+4連×5本 4連×1本

 10000型以上にパッとしないクルマですが、別に通勤型電車が華やかである必要はないのでそれはそれでいいとして、10030型は10000型に比べて相応の軽量化がなされているべきなのに、数字に反映されていないのはなぜなんでしょう。
 少なくとも台車をボルスタレスにするだけで1tは軽くなるはずだし、10000型の天秤梁付きステンレスボディに比べ10030型はヒモ出しの軽量ステンレス。補助電源装置もBLMGをやめてSIVにしているんだから、これだけでも1両平均3tは軽くなってもいいはず。にもかかわらず公開されている数字は10000型と同じTc車29tのM車39t(史料によっては0.5t重くなっているデータも!)。この数字はまったく理解できない。10000型も10030型も同じ系列だから同じ重さでいいやと東武鉄道が考えているのかわかりませんが納得のいかないところです。
 それはそれとして10030型は10000型のマイナーチェンジ、すなわち8000系のマイナーチェンジでもあります。システムも構成部品の違いはあれど10000型と同じ界磁チョッパ制御なんで、走りも10000型と同じ。軽量化されていれば多少は走りに違いが出ると思うのですが区別付かないですね。ホント謎です。
 で、この界磁チョッパ制御も制御段で半導体を使うシステムなのですが、10030型のそれは1988年ごろ、基本設計は10000型の1983年ごろに造られたシステムなんでいかんせん部品がない。1983年といえばファミコンが発売された年。パソコンなんてWindows1.0のリリースが1985年ですからね。Windows10にアップグレードしましょう! とかそんなレベルじゃない。
 今そんな時代のパソコンを新品で買えないように、10000型の界磁チョッパのパーツを新品でなんか買えないわけです。そうなると中古部品をやりくりするしかないんですが、保安上どこで動いていたかわからないものを業務用車両で使うのもいかがなものか、ってわけで、一部車両の部品を共食い整備用に取り外す処置がとられています。東上線では11032編成と11639=11443編成が機器をむしられてVVVFインバータ制御に更新されました。
 このほかの10030型も紺とはそのままですが順次リニューアルが進められて、徐々に姿を変えていくんじゃないかと思ってます。

11031編成

2015年9月12日 新河岸~川越

11032編成

2016年1月15日 新河岸~川越 

11638=11446編成

2016年4月14日 新河岸~川越

2016年4月10日 ふじみ野~上福岡

11639=11443編成

2016年2月10日 川越

2015年8月2日 新河岸~川越

11640=11440編成

2015年6月11日 新河岸~川越

2016年4月24日 上福岡~新河岸

11641=11445編成

2015年12月30日 新河岸~川越

2016年4月10日 ふじみ野~上福岡

11642=11438編成

2015年10月10日 池袋

2016年3月11日 和光市~朝霞

11634編成

2010年4月26日 みずほ台~鶴瀬

11637編成

2015年6月24日 みずほ台~鶴瀬

11643編成

2010年7月28日 みずほ台~鶴瀬

11644編成

2015年6月11日 新河岸~川越

11661編成

新河岸~川越 2011年6月29日

11439編成

2012年2月24日 和光市~朝霞

11441編成

2015年9月14日 新河岸~川越

11442編成

2015年9月14日 鶴ヶ島~若葉

11448編成

2015年12月30日 みずほ台~鶴瀬

14455編成

2011年7月21日 和光市~朝霞

TOKYO SKYTREE TOWN

2012年5月24日 みずほ台~鶴瀬

セコム広告電車

2009年3月3日 池袋

スリーデーマーチ号

2010年3月28日 森林公園検修区

東武カード広告電車

2005年6月7日 和光市~朝霞
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