準急

 早朝から深夜まで運行される東上線の主力種別……ではありますが、ダイヤ改正のたびに割を食ったり復活したりと、主力とは言えどあまりよい扱いをされていない種別といえましょう。
 停車駅は池袋を出ると成増までノンストップ。以下各駅停車というもので長年変わっていませんが、地下鉄有楽町線直通までは朝の上り7本(だったかな?)だけ、ときわ台に停車していました。これは朝ラッシュ時に普通列車の追い抜きをしない平行ダイヤ時代に、時間調整のために止まっていたものです。なもんで有楽町線開業後毎時27本から毎時24本になったことで平行ダイヤを終了し、同時にときわ台停車も中止となりました。
 当時はラッシュ時の優等列車が準急しかなかったんですよね。ラッシュの前後とはいえTJライナーが走る現在と比べるとまあ、過酷なラッシュでした。
 日中運転本数は他の優等列車次第でダイヤ改正のたびに増えたり減ったりします。現在は川越市ゆきと森林公園行きが2本ずつの毎時4本運行ですが、それ以前は快速設定のあおりを受けて毎時2本だったり、急行との本数調整のからみで毎時3本だったりと安定しません。
 埼玉県内は各駅停車の上、ふじみ野で急行や快速に抜かれることもあってあまり速いイメージはありませんが、待避なしなら川越~池袋を37分で走るのでそれほど遅いわけではありません。急行に比べ圧倒的に空いているのでふじみ野あたりから池袋にいくなら選択肢として十分ありなのです。


3色LED表示の場合は黒字に緑文字。


フルカラーLEDや方向幕の場合は緑地に白文字。緑地はもともと特急の色だったんですけどね……。


昔の準急は青地に白文字。さらに昔の8000系の方向板時代は初期が白地に赤文字、後期が白地に青文字でした。


きれいに撮れているのが見当たらなくて申し訳ありませんが、3色LEDが登場したころはオレンジ文字でした。
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