快速

 2013年のダイヤ改正で登場した、東上線の中ではもっとも新しい種別。運転系統は池袋~小川町のみで、それ以外の行き先は存在しません。また、運転区間からもわかるとおり東急車・メトロ車は快速運用には入りません。
 運転頻度は日中30分間隔で、運転時間帯においては川越以遠で最優等列車となります。とはいえ、急行停車駅と比べても4駅しかかわらず、池袋~川越間においては急行と同じ停車駅にもかかわらず、下り列車は急行よりも1分遅いという体たらくです。

池袋
成増
和光市
朝霞台
志木
川越
小川町
快速4105
11:00
11:11
11:14
11:18
11:21
11:33
12:08
急行1033
11:10
11:20
11:22
11:27
11:29
11:41
12:19
 参考までに11時台の快速と急行を例に挙げます。池袋発車時点で急行は前の普通と6分差があるのに対し、快速は4分しか開いておらず、さらに成増到着2分前に普通列車が先行しているためこの区間でまず1分遅くなります。時刻表情ではこのあと和光市で2分差となりますが、これは秒単位の切り上げによる誤差でしょう。
 そんなダイヤ上での不利もないわけではありませんが、池袋~小川町間下り列車の所要時間68分、表定速度56.5km/hはまずまず立派かな、と思ったんですが、4駅よけいに止まる急行の中には、池袋~小川町間を69分で走る列車もあるんですよね…列車密度の少ない早朝・深夜とかではなくまさに上に上げた池袋11:10発の急行1033列車なんかもそうなんですが、小川町到着で11分差。つまり4駅よけいに通過して快速と急行で1分しか違わないというわけ。もちろん途中駅に長時間とまっているというのもないのです。
 なぜこんなことが起こるかというと、快速の6分前にFライナーが先行していて、このまま走るとFライナーに追いついてしまうからなんですね。坂戸あたりで追い抜きできればいいのですが、あいにく川越市~森林公園間で待避線らしきものがある駅は高坂だけで、運転本数増の弊害がこんなところに出ているのですね。
 もっとも、Fライナーの邪魔がない快速でも池袋~小川町間所要66分なので、2分しか違いませんが。


3色LEDの表示は緑地に黒文字。快速急行(緑地に赤文字)と間違いやすいように見えるが、快速急行の運転時間帯に快速は原則として走らないのでまあ、問題ないのかな?(2015年10月10日 川越


幕車の快速表示は青地に黒。なんでこんなすっとこどっこいな配色を選んだろうってくらい視認性が悪いです。せめて青地に白か白地に青にならんものかと思います。(2015年10月23日 若葉~坂戸


視認性という意味ではいちばんマシなフルカラーLED車。青地に黒フチありの白文字なのでたいへん見やすいのです。幕車はなんでこの配色にしなかったのか不思議でなりません。(2015年7月10日 和光市~朝霞
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