快速急行

 2008年のダイヤ改正で特急に変わって登場した種別で、停車駅も改正前の特急に志木を加えたものとなっています。TJライナーが停車するふじみ野駅を通過する唯一の種別で、休日早朝の下り列車(森林公園以遠の行楽需要)、平日10時代の上り列車(池袋東武へのお買い物列車)、平休日夕方以降の池袋行き(TJライナーの送り込み)、休日の地下鉄直通車(川越・森林公園などの行楽用)で明確に目的が異なっているのが特徴です。
 所要時間は休日下りの快速急行で64分。TJライナーよりも1駅多く止まって4分落ちですが、最高速度や列車ダイヤの優先度の違いがどうしても現れてしまいます。TJライナーは先行列車を長時間停車させてがんがん追い越していきますが、快速急行はたとえば休日下りは中板橋、志木、川越の3駅でそれぞれ先行列車に追いついてしまいます。平日上り午前の快速急行も似たような感じで、志木手前と和光市手前、ひどいときは中板橋手前で先行列車に追いついてしまいます。それでも、池袋~川越間は下りで所要27分。走れるところではきっちり速度を出しているのがわかります。
 使用車両は夕方以降の上り池袋行き快速急行が50090型クロスシート車で、そのほかの東上線内簡潔の快速急行は車種が限定されていません。地下鉄直通の快速急行は下り3本中2本が東急車、1本が東京メトロ車、上り2本中2本が東急車での運行です。


幕車の方向幕は紺地に白文字。(2016年4月24日 上福岡~新河岸


3色LEDの場合は緑地に赤文字。とても見づらい組み合わせで、ここまでして種別ごとに色分けする必要があるのかと思うほどです。通勤急行がなくなった今、赤地に黒文字あたりに変更してほしいところ。(2016年6月1日 川越~川越市


フルカラーLEDは紺地に白文字。夕方のぼりの池袋行きは50090型クロスシートカーが限定で使われます。(2016年3月26日 新河岸~川越


休日下り3本、上り2本設定されている地下鉄からの快速急行。東急車2往復とメトロ車片道1本という担当になっています。(2016年4月10日 鶴瀬~上福岡


かつての快速急行表示は緑地に白文字でした。準急と快速急行の地色が入れ替わっていたんですね。(2008年11月30日 川越
index.htmlへ


inserted by FC2 system